2012年5月29日火曜日

常に危機意識を持って取り組むことが重要な近道です。

ゲームメークできる社員像

これまでのような、同じ商品をいかにして良いものを安く作るかの争いには、
企業内で社員たちに自律的な行動を必要としなかったが、
これからは、新しい製品・仕事に取り組んでいかなければならず、
したがって、企業内で各人がそれを探し出すために自律的に仕事を、
進めていくのが必要不可欠になり、
それができない企業は脱落していくことになります。

日本は元来、組織の中での個々人の自律的な行動を不得意とする国です。
それは、江戸時代に連綿として続いた幕藩体制に由来すると考えられています。
藩における行動原理が、近代化して生まれた企業という
組織にそのまま伝わっています。


正しい危機意識

日本は重大な危機に遭遇して初めて、立ち上がって行動する国です。
逆にいえば、危機意識がないと、勇を鼓しての行動には踏み切れない。
企業でいえば、倒産に瀕する事態にならないと思い切った改革ができないのです。

個々の企業もそうであるが、日本全体に危機意識が欠けているのが、
やはりきわめて深刻な問題ではないだろうか。
日本はいま、国としての大失敗の危機に直面している。
日本が抱える最大の問題点、危機意識が全般的にはそれほど強くないことで、
戦後の長い発展の時代に大きく蓄積をしていて、
まだ全体的にゆとりが残っているので、
政府も企業の多くも非常に強い危機感は持たず、
思い切った改革ができないでいます。

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